晴れているかと思ったら、突然のゲリラ豪雨でびしょ濡れ。
「スマホで雨雲レーダーみていたのに」とおもわずつぶやく。
最近このように激しく変わる天気が多くなりました。
ひとことで「雨・雪」と言ってもその降り方は様々です。
お天気予報でよく耳にする「降水量」「1mm」と聞いてもどれくらい降るのかピンとくる人は少ないでしょう。
本記事では降水量1mmの雨や雪はどれくらいなのか?傘は必要なのかどうかを中心にお話していきたいと思います。
降水量1mmの雨はどれくらい?
天気予報では降水量を「mm(ミリメートル)」で表しています。
降水量1mmはどのくらいかと言うと、1㎡の地面に1リットルの雨が1時間でたまるくらいの量らしいです。
これだけ聞くと、ものすごい量の水がドカンと降ってくるイメージですが、そんなことはありません。
もう少しイメージしやすく時間の区切りを短くすると、降水量1mmが10分続くと170mmでコップ一杯分、1分ならば17mmで親指の先くらいの量ということになります。
イメージが湧きましたか?
降水量1mmでは、傘をささなくてもギリギリ大丈夫なくらいと考えてよいでしょう。
降水量1mmの雨の体感は?
降水量1mmの雨の体感は霧雨状か、雨粒がパラパラ程度と言われています。気象庁
が公開している「雨の強さと降り方」を参考にしてみましょう。
降水量は10mmから解説が始まっています。
【雨の強さと降り方、河川洪水が予想される時のNG行動 】
✅外へ出ない
✅地下施設から地上へ、地上からより高い場所へ避難する
✅エレベーターを使わない
✅河川や用水路の周辺に近づかない
✅アンダーパスには近づかない
✅山などの急な斜面には近づかない pic.twitter.com/nUibqzzkRX— Yahoo!天気・災害(ヤフー天気)🌤 (@Yahoo_weather) July 9, 2023
防災の観点からだと、最近よく耳にする降水量80mmという言葉ですが、表を見ても降水量30mmあたりから川が氾濫するなど危険性が高まってくるようです。
同じ意味合いですが、東京都下水道局が気象庁リーフレット「雨と風」でもイラストつきのイメージで公開して豪雨災害の注意を促しています。
降水量1mmの雨の場合、傘はいる?
雨の体感は人によって違いますが、一般的に降水量1mmの場合、傘がいるかいらないか微妙な状態のようです。
それでも降水量1mmは、地面が濡れるレベルなので、確実に雨が降っていることがわかり、傘をささないと気になるという方は多いはずです。
例えばちょっとそこまでの買い物程度なら傘をささなくても大丈夫だけど、しっかり外を歩き回るなら傘が必要というレベルでしょうか。
【この緑のトンネル】
降水量1mm南南東吹く風
トンネルの中傘はいらない
雨でも心を穏やかにさせる pic.twitter.com/0wfrTdU2B9
— 桜咲く(療養中) (@sakuraichimai08) April 28, 2021
降水量1mmの雨でディズニーに行ったらどうなる?
降水量1mmの場合、ディズニーリゾートの屋外で1か所に待っているようなアトラクション待ちは十分雨を感じるため傘が必要でしょう。
また、パレードは降水量1mmでも路面が雨で濡れているので滑りやすくなっています。
危険が伴うので中止となることがあるようです。
この中止決定には風の影響も大きく関係してきます。
ディズニーリゾートは安全第一なので、遊びに行く側も雨予報の場合はレインコートや傘など、雨グッズをしっかり準備していったほうがよさそうです。
絶対1mmなんかじゃないよこの降り方…!! “@: 《リゾートウェザー》 東京ディズニーリゾート周辺の降水量は、4時現在 1.0mmです。今後の天候状況によりましてはショーやパレードが中止になる場合がありますので、ご注意ください。 http://t.co/zf7vy33cZX“
— Lily/りりぃ (@Lily_beat) September 14, 2013
降水量1mmの雨で自転車に乗っても大丈夫?
降水量1mmの雨なら自転車に乗って問題ないと思われます。
その場合、一定時間自転車に乗る予定の方は、自転車用のフードが付いたレインコートなどを着て雨を防いでくださいね。
走行中は意外と雨を感じるものです。
さらに路面は確実に濡れていますので、滑りやすい表面の場所などはスピードを落とすなり注意して運転しましょう。
おこさんを後ろに乗せていたり、重い荷物でバランスが崩れがちな場合、事故に繋がりかねませんので、特に注意しながら乗ってください。
自転車通勤170日目🚴
降水量1㎜以内の雨は曇りだと思うことにしている#雨具があれば雨でも楽しい pic.twitter.com/FiBrycufvz
— シングルとーちゃん🚴⚽⛰️ (@singlefather2da) November 24, 2022
降水量1mmの雨でゴルフ・野球・プールなどスポーツは中止になる?
基本的に降水量1mmの雨ではゴルフ・野球・プールなどのスポーツは中止にならないはずです。
但し、降水量1mmといっても2mmに近い1mmか、限りなく1mmを切りそうなレベルかで体感はかなり違いますので、プレイに影響が出ないとも限りません。
また、たとえ降水量1mmでも、グラウンドコンディションにより「水たまりができやすい」「芝が滑りやすくなる」など、やはり晴れの時とは状況が違いますので、安全上問題が起こりそうなら中止も考えましょう。
スポーツをしている場合は身体を動かし熱くなっているので、プールを含め急な雨で身体が冷えないように季節によっては保温などできる準備をしておきましょう。
降水量1mmの雨でキャンプはできる?
降水量1mmでしたらキャンプは可能でしょう。
但し、アウトドアで楽しむイベントの場合は雨ということで気分が上がらないかもしれません。
また、キャンプをする場所も問題です。
キャンプを行う場所は川沿いや山沿いなど自然に囲まれた所が多いので、降水量1mmといえども油断は禁物です。
最初は1mmの雨でも急な天候の変化が起こる可能性があるので、天気予報を注意し、早め早めに中止を決めるなど、身を守る行動をしましょう。
【勇気ある撤退】
嫁からの一報。
これから1mm程度の雨が降る予報で、急な大雨に注意との事。
山奥&川沿いという事を考慮し、只今の時間をもって、
【本日の冒険は終了】とします。
何かあっては遅いので、これもキャンプの一部と諦めます。
でも、ぐやじぃ!😭 pic.twitter.com/SZBwaqOlbe— ジャン・アルジ@原付軍幕キャンパー (@JaenAluji) June 15, 2021
降水量1mmの雨で釣りはできる?
こちらもキャンプ同様、降水量だけを考えたら可能でしょう。
釣り堀のような場所なら普通の雨の対応で大丈夫です。
しかし雨が降るということは天候不良ということなので、もし川や海などでの本格的な釣りの場合、ちょっとの雨でも上流から流れる水量が増え、水かさが増したり、海も荒れたりする可能性は十分あり得ます。
自然の中での行動は降水量に限らず十分な注意が必要です。
降水量1mmの雪はどれくらい?
一般的に降水量1mmを降雪量(積雪量)に変えると1mmあたり1cmになると言われています。
しかし雪は気温が低くなると雪質が変わり、積雪量が変わってきます。
湿った雪だと降水量1mmは平均0℃で約1cm
0℃以下の乾いた雪だと気温が低くなるに従い降水量1mmに対して約2~4センチにもなります
ちなみに0℃以上の場合は降雪しても地面に落ちる前か落ちた直後に溶けてしまうので、積雪量は降雪量に比例しません。
降雪量はいったん水に溶かして降水量で換算しますが、これは地域によって雪質が違うからです。
固形の雪のままだと、上記のような理由でかさが変わってくるからです。
このような理由でどこでも平等に測ることができるのは、一度水に戻すことが確実となります。
降水量1mmがどれくらいか動画で確認!
これまで文章を中心に降水量1mmがどれくらいなのかをお伝えしてきましたが、文章だけでは実際どのくらい雨が降っているのかイメージしにくいと思います。
この問題を解決するには実際に雨や雪が1mmの降水量(降雪量)で降っているところをお見せするのが、一番ご納得いただけるはずです。
以下での動画をご覧いただくことで、今までご説明した様々な降雨・降雪シーンをイメージしやすくなるかと思います。
降水量1mmの雨の動画
では霧がかかる森の中での降水量1mmの雨音をお聞きください。
雨音も適度な量だとヒーリングになるのですね。
しかし降水量1㎜と言っても、思ったより「雨」という感じです。
降水量1mmの雪の動画
こちらは降水量1mmの降雪状態です。
インタビュアーの方もおっしゃっていた通り、思ったよりも雪が多くてびっくりしました。
-20℃に設定しているようですので、前述のとおり雪の水分量が少くなり、積雪量のかさが多くなっているのでしょう。
降水量1mmはどれくらい?雪と雨の体感、傘は必要かどうかを徹底解説!まとめ
降水量1mmはどれくらいなのかを雨と雪両方から検証してみました。
- 降水量1mmの雨は1㎡の平面に1mm溜まると1時間1リットル
- 降水量1mmの雨の体感はパラパラ・霧雨のレベル
- 降水量1mmの雨の場合傘はギリギリ要る
- 降水量1mmの雨でもディズニーは遊べる
- 降水量1mmの雨で自転車に乗っても大丈夫
- 降水量1mmの雨でゴルフ・野球・プールなどはすぐ中止にしなくても大丈夫
- 降水量1mmの雨でのキャンプは様子を見ながら
- 降水量1mmの雨で釣りは注意が必要
いかがでしたでしょうか?
降水量1mmというとレベル的にはまだまだのイメージですが、実際動画で雨音などを聞いたり画像をみたりと五感を使うことで、意外としっかり降っていることがわかります。
最近は自然災害が多いので、とくにアウトドアなどで遊ぶ場合は天気予報をしっかりチェックして、少しの雨でも油断せずに安全に楽しく過ごしたいですね。