保険証が水色だとやばいし恥ずかしい?色でランクが決まってるの本当? | 毎日がエブリデイ!

保険証が水色だとやばいし恥ずかしい?色でランクが決まってるの本当?

保険証が水色だとやばいし恥ずかしい?色でランクが決まってるの本当? 生活の知恵
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病院や薬局に行くと必ずと言ってもいいほど保険証を出しますよね。

最近では保険証の代わりにマイナンバーカードがOKな病院も増えていますが、保険証が役立つ機会はまだまだ多いなぁと感じています。

そんな保険証ですが、こういったやばい噂を見たり聞いたりしたことはありませんか?

  • 保険証が水色だとやばい!?
  • 保険証は色でランク分けされているからやばい!
  • 保険証の番号で役職や年収がわかるので人に見せたらやばい!

これらのやばい噂は本当なのか、保険証の種類、健康保険の種類、水色の理由、色の違い、番号の意味など調査しましたので最後までご覧ください。

 

保険証が水色だとやばいの?

まず安心してください。保険証が水色でもやばいことは一切ありません

保険証の色でその人の職業や年収が分かるような仕様にはなっていません

仮に個人情報がわかってしまうような保険証だとしたら保険証の仕組み自体がそもそもやばい話ですよね。

じゃあなぜ病院や薬局で水色の保険証を出すと恥ずかしいという話が出るのでしょうか?

ちなみに私と私の家族の保険証は全て水色ですし、この記事をご覧になっている方も「自分の保険証は水色だよ」という方も多いのではないでしょうか。

ではなぜ水色の保険証が割と多いのか、その理由から解説していきます。

保険証の下の方にある保険者名称のところに”全国健康保険協会 ●●支部”と書いてありますよね。

全国健康保険協会は”協会けんぽ”と略称で呼ばれており、運営する健康保険のことも指します。

2023年度の総人口から見た協会けんぽの加入者の割合は27.3%と多く、4人に1人以上は協会けんぽの加入者ということになります。

そもそも”協会けんぽ”は厚生労働省の組織である社会保険庁が運営していて”政府管掌健康保険”とも呼ばれ、保険証はオレンジ色でした。

しかし2008年10月に社会保険庁の度重なる不祥事により健康保険業務が分離され、保険者そのものが社会保険庁から全国健康保険協会に権限が移されました。

これによって、オレンジ色だった政府管掌健康保険の保険証が、水色の協会けんぽの保険証に切り替わったのです

 

保険証は色でランクが決まってる?

保険証の色でランク分けはされていません

保険証の色を決めているのは協会けんぽや健康保険組合または各地方自治体などの保険者でそれこそ色の種類は沢山あります

ではなぜ保険証の色でランクが分けられているという話があるのか、その理由は保険証の種類に関係しているようです。

保険証の色と種類の関係

保険証の色と種類の関係性は、保険者によって色が左右されるので強い関係性はありません

まず、健康保険組合は一定以上の従業員とその家族(被保険者数)が多い大企業等が、自社で健康保険を運用する組織を設立した公法人であり、その健康保険のことを組合管掌(かんしょう)健康保険と呼んでいます。

その保険証の色はピンク、青、黄色等も使われていて色とりどりなのです。

健康保険組合は一定数以上の従業員を抱えている大企業に多く見られる傾向にあり、先ほどお伝えした水色の保険証である協会けんぽは健康保険組合に属さない中小企業が多い理由から

健康保険組合(色々) > 協会けんぽ(水色)

という間違ったランクのイメージが生まれたものと考えられます。

 

これがなぜ間違っているのか

実は健康保険組合は中小企業であっても一定以上の条件を満たすことで加入することが出来ます

例えば大企業のグループ・関連会社だったり、または地域単位の複数企業で構成される健康保険組合を連合で運営することも法律上可能なので、一概に大企業だけが健康保険組合を運営しているわけではないのです。

 

ここまでに協会けんぽ(水色)と健保組合(色々)を説明しましたが、もう一つ加入者の多い国民健康保険の色についても説明します

国民健康保険とは国民健康保険以外の健康保険(協会けんぽ・健保組合・共済組合・後期高齢者医療保険)に加入していない方で、主に自営業やフリーターの方が多く加入していて国内で最も加入者数が多い健康保険です。

国民健康保険の保険者は都道府県や市町村などの各自治体や国民健康保険組合もあり、その団体ごとに色を決めていてピンクの保険証が比較的多い傾向にはあるようですが、一概に何色とは決まっていないようです。

ちなみに共済組合は主に公務員や教職員の方々が加入している健康保険組合で、それぞれ色が決められるため、こちらも一概に何色の保険証と決まっているわけではないですが、比較的黄色の保険証が多い傾向にあるようですね。

 

…どれも確定的な言い方が出来ないので文字だけではわかりにくくて申し訳ありません。

などと頭を抱えていたら保険証についてまとめたツイートを発見しました。これはとてもわかりやすい!!!

つまり各保険証の色と種類の関係性として「この保険なら何色だ」と必ずしも決まっているわけではないようです。

 

保険証は番号で役職のランクがバレてる!?

保険証の番号から役職ランクがバレることは「絶対ない」とは言い切れません。

その理由を解説していきます。

 

保険証に書いてある番号で見るべき箇所は、氏名の上に記載されている「記号」「番号」、下部の方に記載されている「保険者番号」です。

では、この3つについて説明していきましょう。

 

まず「記号」とは、保険者(企業や組合組織)に割り振られる番号で、同じ企業に所属している同僚なら同じ番号が割り振られています。

 

「記号」のとなりにある「番号」とは、保険者が従業員である被保険者を識別する番号であり、その被保険者の扶養家族も同じ番号になるそうです。

この番号は一般的には入社した順に割り振られることが多く、社員番号とリンクしている会社もあるようです。

と、いうことは…

入社が一番早い1番の人(会社を設立した人)=社長と考えてしまいますよね。

また、それなりの規模の会社で入社時期が早い番号が1桁台の人=副社長・専務・取締役・etc…と役職に就いている可能性も否定できません。

ただしこの考えがある程度通用するのはあくまでも日本的な「年功序列社会」であり、近年の「実力主義社会」であれば、比較的新しい番号(3桁・4桁)の人が役職に就いていることも考えられます。

つまり、一概に番号が若い=役職者とも言い切れないのが現実です。

次に「保険者番号」ですが、この番号はそれぞれの保険者を識別する番号です。

まず6桁の場合は国民健康保険で、8桁の場合は社会保険という形で二分されます。

この社会保険の保険者番号の最初の2桁数字を「法別番号」といいます。

例えば、上の2桁が「01」から始まるのは協会けんぽに識別されており、「06」から始まるのは組合管掌健康保険というように、この2桁を見れば種類が一目瞭然なのです。

 

このことから言えるのが、例えば「番号が001=社長」で「保険者番号が06=大企業」だと読み取れなくもないし、実際にこのような社長さんも居ることは居るので「役職ランクがバレる」という話もあながち間違ってはいないのですが、必ずしも合っているとも言えないのです。

 

ただし、勘違いして欲しくないので改めてここでも明記しておきます。

  • 番号で役職が明記されてるわけではない
  • 06だからといって大企業であるとも限らない(関連グループ会社の可能性もある)

保険証の番号から全ての情報が丸見えで役職のランクもバレバレというわけではありません

 

保険証が水色だとやばいし恥ずかしい?色でランクが決まってるの本当?のまとめ

さて、保険証が水色だとやばいし恥ずかしい?色でランクが決まってるの本当?についてまとめました。

保険証が水色だとやばいの?

保険証が水色でやばいことはこれっぽっちもありません。いたって普通のことです。

保険証は色でランクが決まってる?

保険証の色でランクは決まってません。保険証の色は保険者によって違うので色で差を感じるのは間違っています。

保険証は番号で役職のランクがバレてる!?

一部若すぎる番号を持ち合わせた人(役職者・特に社長)はバレることが無くはないですが、部長や係長・一般社員なら特定されることはまずないです。

いかがでしたでしょうか。

この記事を読んで病院や薬局で自分の保険証が水色だからと提示することに抵抗があった方は、そのストレスを感じることはほとんど無くなったのではないでしょうか。

1人でも多くの方に知っていただけたら幸いです。

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